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東ゲ部に行きはじめてから変わったこと

東ゲ部 Advent Calendar 2016 4日目の記事になります。

宣言通り、東ゲ部について思っていることを書きます。
それは、 東ゲ部に行きはじめてから私自身がどれくらい変わったかです。

何人かに話していますが、私は今から4年前はWeb上で保険に関する販売システム開発、大学は商業系の勉強をしていたためゲーム業界とは一切無縁の人間でした。
はっきり言えば、前職の会社に転職する前はゲーム業界に関する情熱は皆無です。1ミリもありませんでした。

コンピュータゲームが趣味なので学生時代はゲーム業界に興味はあり、入ろうとしましたが、そっち方面に必要な勉強は一切してなかったし、当時は「コンピュータで何かシステム開発したい!」としか思ってなかったのでゲーム業界の面接に落ちまくって、最終的には保険商品のシステム開発にかかわる仕事に就きました。
まぁ、その時はゲームをプレイすることが好きなのであって、別にゲームを開発することが好きなのではないというのを自覚していたのもあります。

そんな人間でしたが、新規の某生命保険会社に関するシステム開発で書類、開発、テストを含めて3ヶ月しか開発期間が与えられなかったにも関わらず、上司達のミスで必要な書類を期限内に作成できずお客様の要望をすべて聞かざるを得ない状態になってしまい、約2ヶ月も無駄な書類を作らされたため、実質1週間しか開発期間を与えられないという炎上案件にかかわることになりました。

おまけにそんな状況にした上司が職場結婚で一週間新婚旅行に勝手に行って人数が足りなくなる上、ただの下請けプログラマーだった自分が突然マネージャーの真似事をする羽目になり、お客さんに怒られるのを部長と一緒に全部聞かないといけないという地獄を味わいました。
もう記録は残ってないので、自分の記憶だけですが、たしか朝8時から午後11時に帰れればマシで、ひどい時は3日連続で会社に泊まった覚えがあります。
まぁ、そんなわけで心底疲れたので開発を終わらせてからいくらかバグを取った後、その会社を辞めました。

その時、どうせなら趣味のゲームの開発したいという軽い考えで、ゲーム開発会社へ特定派遣している会社に行き、その後、今のソーシャルゲームを運営している会社にいます。
最初はソーシャルゲームとはいえゲームの開発ができるということでかなり楽しみにしてましたが、まぁ、本当に色々あって「心」と「開発に対する情熱」がすり減り、完全に皆無になったのが約2年前。
その時のゲーム業界の知り合いは当時のチームメンバーと仲がよかった一部の特定派遣の社員ぐらいで、今のようにゲーム業界自体に深くかかわりたいとは微塵も思っていませんでした。
その時は文字通り「腐ってた」という自覚があるぐらいヤバい状況だったです。

こんなの当時の営業さんに話したところで何も解決しないので、何とかしないとと思い、色々と「情熱」を取り戻す手段を模索していました。

その時、変わるきっかけになったのがGGJ2015に参加したことです。参加理由は単純にバンナムを見に行きたかっただけです。あと前述の地獄を体験していたので、人が集まって48時間ぐらいなら何か作れるかと思ってたのもあります。

まぁ、文字通り腐ってたので普通に寝坊して遅刻したので、当時のチームメンバーに迷惑をかけました……。
(当時のチームメンバーの皆さま、本当にごめんなさい!)

その時、温かく迎え入れてくれたのと、ゲーム開発に対する情熱に溢れた方々と一緒に開発できたことにより、自分の中で何かが変わった気がしました。短時間ながらも楽しそうに開発するメンバーを見て、「情熱」が凄いなと素直に感心したのと同時に、久しぶりに「開発」が「楽しかった」と感じた瞬間だったからかもしれません。(その時にUE4を知りました)
そこからゲームジャムに参加すれば何か変わるかもしれないと思い、積極的に参加しはじめました。

それから色々とゲームジャムに参加して1年過ぎ、ゲームジャムならゲーム開発楽しいなと思い始めたころ、ゲームジャムの成果を上げるために始めたTwitterで以下のつぶやきを見つけました。


※今最速で確認できる最も古い東ゲ部設立のツィート。

その時の自分のつぶやき

今思えばこういう場を求めていたのかもしれません。

長く語りましたが、自分が何回か東ゲ部に行き、大手ゲーム会社に勤める人やフリーランス、インディーゲームを開発している人など、沢山の情熱と行動力をもったゲーム開発者に沢山会えました。
そういう人たちを実際に見て、人見知りながら話をした結果、自分に以下の心境の変化が起こりました。

ゲーム開発に関する知識を得ないといけないという気持ち(当然ですが、あの場に来るだけで勉強したいという意識があるので)
行動しなきゃという気持ち(部長を始めとして、私がびっくりするほどの行動力のある人達が沢山いた)
情報を『発信』しないとという気持ち(情報を発信することにより、得られる『モノ』が多いということを知った)

この心境により、私はだんだんとゲーム開発に対する『情熱』が芽生えました。
割と影響を受けやすいのに加えて、元々負けず嫌いだったのもあったので、負けたくないという気持ちもあったのかもしれません。
心境の変化により、今年は次々と今までにやったことのないことをやり始めました。
すると、私は以下のことを得ました

ゲーム業界にかかわる多くの人達と出会えた(これが一番デカい)
人と会うことの大切さ(自分より情熱や知識を持つ人へ会うことが色々な刺激を受ける)
Flash、AS3以外の勉強
LTに登壇するようになった(以前は受け身の姿勢しかなかった)
会社内で勉強会をしようと思った気持ち(以前は微塵もそんな気持ちなかった)
どんなことでもいいから技術ブログを書くようになった
ゲームに関する勉強会への積極的な参加
ゲームに関する知識が得られるなら、関東以外にもいくようになった
懇親会への参加(以前は価値がないと思っていた)
ゲームに関するイベントで展示側、主催側に回ろうとした気持ち(以前はそんなクソ面倒なことをしている人達が不思議でならなかった)
→今年は冬コミに参加しようとしたり、デジゲー博2016出展や、IGDAさんのブースでの手伝いや、ノベじゃむで運営メンバーとして関わった
個人で何かゲームを尋常じゃなく開発したいという気持ちになった。

一言でいえば、情熱、行動力が尋常じゃなく付いたってことです。負けず嫌いですしね。
まぁ、このおかげでスケジュール管理がメチャクチャになってて、ダブりとかあったりして色々と迷惑をかけることになるのですが……。
正直、会社のゲーム開発は今でもクソつまらないですが、東ゲ部やゲームジャムなど会社外で開発しているときは楽しくなりました。
以前の自分から見ると、信じられない気持ちです。

まぁ、そういうこともあって東ゲ部では私にとっていい刺激を受ける、数少ないコミュニティの一つになりました。
なんだかんだあったと思いますが、ウスイ部長には東ゲ部を設立してくれて感謝していますよ。

最後にまとめとして個人的に感じる、東ゲ部のメリットはシンプルにただ一つ、

ゲーム開発に関して情熱を持つ人たちに出会え、良い影響を受けられること

です。
私はこの刺激を受けるために東ゲ部に行ってると言っていいです。

こんな長文章で東ゲ部に興味を持ったら気軽に遊びに来てください。
別に資格なんかないですし、ゲーム制作部は基本的に身内のノリでやる気もさらさらないです。私もそう思ってます。
ただ私はこういう人間なので初対面の人とはめったに喋らないですが、ストレスが溜まり過ぎている時と酒が絡んでいる時は割と話しますw
なにより、東ゲ部に多く来てもらえればきっとパンダの部長が喜ぶと思います。

最後に言っときますが、私もTwitterではおかしなことを言いますけど、東ゲ部は怖くないですよw

明日はookumanekoさんが何かタイトルだけは意識高そうなゲーム開発話するとのことです。
期待しています!